2019.06.26
薄毛と食べ物のウソ・ホント
小さい頃、ご両親や周囲の大人からこんなことを言われたことはありませんか?
「ワカメを食べると、良い髪の毛が育つから食べなさい。」
驚くことに、大人になった今でも「ワカメなどの海藻類を食べることが髪の毛に良いこと。」と信じている人は沢山いらっしゃいます。
残念ながらそれはウソです!医学的には根拠のないデタラメです。
この他にも、まことしやかに囁かれる、髪の毛や薄毛に関する噂。
それが果たしてウソか真か?
今回は医学的な視点から「薄毛と食べ物にまつわるウソ・ホント」を解説していきたいと思います。
Q 海藻類やネバネバ成分のある食べ物は髪に良い影響を与える?
A ウソです! しかし身体に良い栄養素が沢山含まれています。
ワカメなどの海藻類が豊かな髪の毛を作るということは昔から言われてきたことです。おそらく海草の持つ色や艶、海中でゆらゆらと揺れている樣が、豊でしなやかな髪の毛を連想させ、イメージによる先入観から生まれた都市伝説なのでしょう。ネバネバ成分においても「粘り強く生える」といったイメージから生まれたこじつけだと考えられます。
残念ながら、医学的には海藻類やネバネバ成分のものが育毛や発毛に良い効果を与えるといった根拠はありません。
しかし、海藻類にはヨードなどのミネラルや、食物繊維が豊富に含まれています。身体に良い影響を与える栄養素をバランスよく摂取することは、健康を維持する上で欠かせないことです。身体の健康は頭皮の健康につながり、健康な頭皮環境は、健康な髪の毛が生えやすい環境であると言えるでしょう。そう考えるならば、昔の人が言ったことはあながちウソではなかったのかもしれませんね。
Q 辛い物が好きな人は薄毛になりやすい?
A ウソです! 薄毛の直接的な原因にはなりません。
辛い物の代表格といえば唐辛子。この唐辛子に含まれるカプサイシンには強い発汗作用があります。辛い物を好む人が薄毛になりやすいと言われるのは、このカプサイシンによる強い発汗作用に起因するようです。
カプサイシン盛りだくさんの激辛料理を食べると頭皮からも滝のような汗をかき、皮脂分泌も多くなるので、それが頭皮の衛生状態を悪化するのではという理由で「辛い物=ハゲる」の説が浮上したわけです。しかし、この説には医学的な根拠はありません。大量の汗をかいたとしても、きちんと洗髪をし、衛生的にしていれば問題はないわけですから。
むしろ、逆説で「辛い物は頭皮に良い」という説があります。
これはカプサイシンが体温を上昇させ、血行を促進し、毛根を活発化するという理由からです。頭皮マッサージが薄毛対策に有効であるように、カプサイシンが体の内側から血流改善を行ってくれるという考え方です。
実際にカプサイシンをマウスに皮下注射したら体毛が伸びたという論文や、カプサイシンとイソフラボンの経口摂取で発毛に関する成長因子が増加したという実験結果もあるほどです。
医学的な立証はまだされていませんが、「辛い物でハゲる」のはウソであっても、「辛い物が頭皮に良い」という説はホントかもしれません。
いかがでしたか?
食べ物が髪の毛や頭皮に影響を与える一要素ではあることは確かですが、特定の食べ物が薄毛を予防してくれたり、発毛を促してくれるということはありません。大切なのは、偏った食事をせず、日頃から栄養バランスの良い食事を心掛け、全身の健康を維持することが、頭皮の健康にもつながるということです。
薄毛でお悩みの方は、ぜひ専門医のいる当院へ一度ご相談ください。
まずは無料カウンセリングでお待ちしております。