2019.02.15
薄毛の原因は発毛サイクルの乱れだけ?
毛髪の成長は次のような3つのサイクルで進んでいます。
【成長期】髪の毛が生まれて伸び続ける時期(約2〜6年)
→髪全体の約90%
【退行期】徐々に毛髪の成長が弱くなる時期(約2週間)
→髪全体の約1%
【休止期】毛髪の成長が止まって抜け落ちる時期(約3〜4ヶ月)
→髪全体の約10%
健康なヘアサイクルの人にも休止期の髪は約10%存在し、髪が抜け落ちることは異常なことではないのですが、なんらかの原因で発毛サイクルが乱れると、成長期が短くなることにより、この休止期の髪の毛の割合が通常より多くなり、薄毛を進行させていきます。
この発毛サイクルを乱す原因は、遺伝・生活習慣の乱れ・ストレス・ホルモンバランスの乱れ・髪の栄養不足や頭皮の血行不良・皮膚炎など多岐にわたるため、「休止期性脱毛症」であるAGA(男性型脱毛症)には様々な原因があると言えます。
※「発毛サイクルの乱れ」以外の原因で発症する脱毛症ですと、主に「円形脱毛症」があげられますが、これは成長期の時期にストレスなどが原因で毛の成長がとまってしまう症状で、「成長期性の脱毛症」に分類されます。