薄毛治療相談室

AGA治療薬を処方されたけど、前髪が薄くなってきた!

先日、前髪の薄毛が気になり、近くの皮膚科に行ってきました。診察を受けて治療薬(プロペシアとミノキシジル)を処方していただきました。頭頂部は少し生えてきた感覚はあるのですが、前髪は少し薄くなっているようで心配です。薬はやめたほうがいいのでしょうか?
プロペシアとミノキジルは皮膚科学会でも効果の高い治療薬として認められていて、臨床試験の結果では約6か月間の投与により、90%以上の方が抜け毛の減少などの効果を実感されている薬です。
「頭頂部は少し生えてきた感覚がある」との事なので、治療薬による効果が得られているようにも思われます。生え際は頭頂部などの部位と比べ進行が速い傾向がありますので、おそらく薬だけでは治療が追いついていないのが現状かもしれません。

投薬治療は年齢や症状によって得られる効果にどうしても個人差が出てきてしまいます。特に30代以上の方だと毛母細胞の活動が鈍くなっているため、薬だけで実感できる効果は弱い傾向にあります。

そこでお勧めしたいのが、先進的な毛髪再生医療との組み合わせ治療です。
実際、当院に来院された30代以上の患者様でも、再生医療との組み合わせ治療を行った方のほうが高い効果が得られる傾向にあります。

いずれにしても、一度、専門知識のあるクリニックで患者様の症状をしっかり見てもらうことが大切です。その上で症状・年齢に適した、効果の得られる治療方法を選択することをお勧めします。

プロペシアは脱毛の原因となるホルモンを抑制し、脱毛の進行を遅延する効果があります。
ミノキシジルは頭皮の血流を改善することによって毛細血管の萎縮を抑え、髪の毛を太くする効果があります。

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