Men外用薬

ミノキシジル

ミノキシジル外用薬「ロゲイン」
ロゲイン

ロゲインは、5%ミノキシジルを配合した頭皮に直接塗る外用医薬品です。作用機序は未だに明らかにはなっていませんが、毛包に作用して毛乳頭細胞の増殖と共に毛包を成長を促す育毛効果があります。

使い方(用法・用量)

  • 1日2回(朝夕)、気になる薄毛部分に塗布。スタイリング前や洗髪後(乾かした後)の清潔な頭皮に使用して下さい。
  • 全体的に指の腹で優しくマッサージするように塗布して下さい。
  • 用法・用量の範囲より多量の使用や頻繁に使用しても効果はあがりません。定められた用法・用量をお守りください。

※20歳以下の方はご使用になれません。

効果

  • AGA(男性型脱毛症)の進行を抑えることができます。
  • 日本皮膚科学会「男性型脱毛症診療ガイドライン」推奨度A
  • 1日1回1mlを毎日2回(朝と夜の各1回)の使用で、4ヶ月程度で効果が見られはじめます。(脱毛症の進行によりそれ以上期間が必要な場合があります。)
  • 効果を維持するには継続して使用することが必要です。使用を中止すると徐々に元に戻ります。
  • 本剤はAGA(男性型脱毛症)の原因を取り除いたり、体質を改善させるものではありません。

副作用等の注意事項

  • 本剤の成分によりアレルギー症状を起こしたことがある人、頭皮に湿疹・赤みのある方はご使用いただけません。
  • 頭皮の発疹・赤み・かぶれ・頭痛・めまい・心拍が早くなる・手足のむくみ等
  • 6ヶ月以上使用しても効果が見られない場合は、使用を中止してご相談ください。

ミノキシジルについて

ミノキシジルはロゲインやリアップ等の育毛剤の主成分となっています。男性型脱毛症における「育毛」に効果が認められています。ミノキシジルは1979年に育毛効果が確認され、1988年にアメリカでの臨床試験を経て医薬品としての育毛剤として発売されました。世界90ヵ国以上で医薬品として承認され使用されています。 ミノキシジルは現在のJohnson&Johnson社が開発し、高血圧症治療の内服薬の成分として1979年からアメリカで使用され始めました。治療中の多毛が認められたことから、あらためて外用薬の成分として開発が進められ、ミノキシジルを配合した医薬品として承認されました。 ミノキシジルの効果が得られる男性型脱毛症は、AGA(Androgenetic Alopecia)とも呼ばれ、ヘアサイクル(毛周期)において男性ホルモンの影響により、抜け毛が増えたり、太い毛に成長せずに短いままでああったり、細い軟毛化が起こることにより薄毛が進行していきます。

ミノキシジルの作用

ミノキシジルは、頭皮に使用することで毛包に作用し育毛を促します。1988年にアメリカで臨床試験を経て有用性が確認され、ミノキシジルは世界90ヵ国以上で承認され使われている有効成分です。ミノキシジルは毛包に作用し、毛髪の細胞の増殖やタンパク質の合成を促進により育毛を促します。ヘアサイクル(毛周期)に変化が起こり小さくなった毛髪を太く成長させることにより、細く軟毛化した毛髪を太い毛に成長させます。毛髪の成長をつかさどる毛包を太くさせるミノキシジルの作用をディープグロース効果と呼びます。

ミノキシジルの有用性

ミノキシジルの外用は、日本皮膚科学会「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン」にも推奨度Aとして使用が強く勧められています。
日本国内では、1%および5%ミノキシジル液を用いた、300名の男性被験者を対象とした観察期間24週までのランダム化比較試験が行われ,脱毛部1cm2内 の非軟毛数のベースラインからの増加は、1%ミノキシジル群が平均21.2本、5%ミノキシジル群が平均26.4 本と、5%ミノキシジル使用群で有意(p=0.02)に増加が認められています。
また国外ではフォーム(泡)型のミノキシジル使用において、フォーム(泡)型5%ミノキシ ジルを用いた症例数が最も多い352名の男性被験者を対象とした観察期間16週までのランダム化比較試験について、脱毛部1 cm2内の毛髪数のベースラインからの増加は、プラセボ群が平均4.7本だったのに対し、フォーム(泡)型5%ミノキシジルは平均20.9本と有意(p<0.0001)に増加しました。以上からも高い水準の根拠によりミノキシジルの外用が推奨されています。

引用:男性型および女性型脱毛症診療ガイドラインより一部引用

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